FX自動売買を行う際の注意点

FX自動売買は、初心者の方でも簡単にFXに参加する事が出来て、さらに24時間自動で取引が行われるというような魅力的なメリットばかりに目が行ってしまいがちです。

しかし、ただ漠然と、「簡単で楽そうで儲かりそうだからFX自動売買をする」という理由だけ始めるのは、あまりにも無為無策というものではないでしょうか。

FXをするからには、なるべく稼ぐ確率は上げたいですし、なるべくトラブルが起こらないように安全に使いたいものです。そこで、FX自動売買を行う時に、稼ぐ確率と安全度が少し上がるような、いくつかの注意しておくべきポイントを紹介します。

インストール型のシステムの場合、ダウンロード先が安全なサイトか確認する

インストール型のFX自動売買の代表的なものに、「メタトレーダー4」というプラットフォームがありますが、こういった有名なものはインターネットで検索すれば色々な情報が出てきます。

しかし、インターネット検索でたどり着いたサイトやファイルが、悪意のあるウイルスやスパイウェアといった不正プログラムに感染していた場合、被害を受けるのはそれらをダウンロード・インストールしたパソコンです。

「もし、自分のパソコンがウイルスやスパイウェアに感染してしまったら」と考えると、よからぬ事が起こりそうなのは容易に想像できますね。

こういった事態を避ける為にも、安全管理を徹底しているサイトでダウンロードするようにしましょう。確実に安全と言えるところはありませんが、FX業者が提供しているものであれば、比較的安心です。

長期的なシステム運用という視点で考えた場合は、1つのシステムに固執しない

調子の良い自動売買システムであれば、半年や1年ぐらいなら安定して稼いでいる例はいくつもあります。しかし、使い始めて5年後のように長期的に運用した時、果たして安定して稼ぎ続けているものはいくつあるのでしょうか。

仮に1つでもあったとして、それを自分が選んでいると思いますか?選んでいる確率はかなり低いと思いませんか?

そう考えると、野球の様に1軍、2軍、補欠のような位置づけでシステムを分けて考えて、それらの調子を分析しながらシステムの入れ替えを行って、まんべんなく運用していくのがベターだと思います。

(選択型の場合)獲得pipsランキングだけで判断しない

代表的な選択型のFX自動売買プラットフォームに「ミラートレーダー」というものがありますが、これらを扱っているFX業者のホームページには大抵、「獲得pipsランキング」のようなコンテンツが用意されています。

選択型のFX自動売買システムを選ぶ場合、こういったデータを参考にする方は多いと思いますが、「獲得pips」だけに注目してしまい、リスクがある事を忘れてしまう方がよくいらっしゃいます。

ランキングを見てシステムを決める場合は、最低でも「過去の最大ドローダウンはどのくらいになっているか」というデータぐらいは調べておきましょう。

最大ドローダウンを経験していないシステムよりは、ある程度最大ドローダウンを経験しているシステムの方が予想は立てやすいですし、逆にあまりにも最大ドローダウンの幅が大きいものよりはなるべく小さいものの方が、収支が安定しやすいと言えます。

システムの選択の際には、トレード回数、勝率、最大ドローダウンなど、できるだけたくさんのデータを比較して検討するようにしましょう。

情報に振り回されないように、あくまでも臨機応変に対応する事

FXのプロトレーダーと言われる方の中には、5分足のローソク足チャートしか見ていない人もいますし、海外のニュースサイトしか見ていない人もいます。

FXで稼ぐための基本とされている、「テクニカル分析」や「ファンダメンタルズ分析」の内容をほとんど知らないという方も、それほど珍しくはありません。

それでは、FXのことはほとんど勉強しなくても稼げるようになるのか?ということにもなりますが、そんなことは決してありません。

じゃあ何を勉強すれば稼げるようになるのか?と、もし私が聞かれたとしても、正直な所あいまいな事しか答えられません。

もしかしたら、1年間に1回起こるか起こらないかの相場の大変動を待って、ピンポイントで仕掛けるのが良いかもしれませんし、金曜日の夕方だけ取引を行うのが良いかもしれません。もしかしたらのもしかしたらですが、降水確率と密接な関係があるのかもしれません。

このように、稼いでいる人の情報や稼ぐ為の情報というのは、真逆の事や、理論では説明できないオカルトじみたものまで色々なものが交錯しています。

どの情報が正しいのか見極めることもFXで稼ぐためには必要な事ですが、これらの情報にいちいち振り回されずに、自分の置かれている環境に合わせて、臨機応変に対応していく事がとても重要です。

バックテストで完璧でも、実践では全く役に立たない事もある

FX自動売買システムには、最大ドローダウンの値を小さくする為に、最適なパラメーターを見つける機能を持つものがあります。

最適化を繰り返していけばシステムの機能は向上しますが、過剰に最適化を行うとカーブフィッティングという弊害が起こりやすくなります。

カーブフィッティングされたものはよくない結果になる場合が多く、システムトレーダーの間ではタブーの一つとされています。

FX自動売買のリスク

FX自動売買はシステムに資産を運用してもらう為、システムのトラブルが原因で損失を出す事も十分に考えられます。

万が一システムに致命的な欠陥があっても、システムはその通り忠実に機能してしまいます。

しかもこのリスクは、FX自動売買でシステムを利用する以上、避けては通れない道なのです。

いくら完全自動売買ができるからと言っても、全く運用結果を見ないでいると、気がついた時には散々な結果になっているかもしれません。

システムのトラブルによる損失を抑える為にも、こまめにシステムチェックは行った方が良いでしょう。